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「変半身(かわりみ)」プレトークイベント

村田沙耶香(小説家)と松井周(劇作家・演出家・俳優)が台湾、日本の島での取材と創作合宿を基に、共同で原案を開発し、小説と舞台をそれぞれに発表するプロジェクト=inseparabule
      (舞台チラシより)
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12月に神戸文化ホールで開催される演劇の原案者であるお二人のプレトークイベントが、神戸市立中央図書館で開かれました。
村田沙耶香さんは「コンビニ人間」で芥川賞を受賞され、その他の作品でも多数の賞を受賞されています。
松井周さんは岸田國士賞を受賞された方です。

中央図書館と文化ホールのコラボ企画とあっては行かないわけにはいきません。
会場は満席で、様々な年齢の方たちが集まっておられました。

小説と舞台をはじめから共同で作っていくというこのプロジェクト。どんなお話が聞けるのか楽しみに出かけました。
村田さんはふんわりとした独特の雰囲気をお持ちのかた。松井さんからはすっきりとした爽やかさを感じました。作品から受ける印象とは少し違うみたい…。
一風変わった内容のお話は、作家さんならではのものかもしれません。どこにもない新しい創作物を生み出す方々はどこまでも個性的です。

中央図書館の新しい試みは大成功でしたね。


神戸文化ホールでの公演については↓
村田沙耶香×松井周 inseparable「変半身(かわりみ)」
  (神戸文化ホール主催公演情報)

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戦災関連資料展

神戸市立中央図書館1階ロビーで「戦災関連資料展」が行われています。毎年この時期に行われています。

神戸市行財政局業務改革課が市民等から提供された資料の現物を展示しています。夏休みで多くの若い人たちが訪れる図書館での資料展示は、「平和」を伝えるのにふさわしいものでしょう。

記者発表資料によると展示内容は次の通りです。
1.神戸空襲に関するものを中心に、市民の方などから神戸市に寄贈を受けた戦災関連資料の一部(約60点)を展示します。
 <戦災関連資料の主な展示物(一例)>
 ・焼夷弾の破片、防毒マスクなどの戦災関連資料
 ・有価証券類などの戦時中のくらしが分かる資料
2.神戸空襲に関するパネルの展示
3.米軍が撮影した神戸の被災状況のDVDの上映
4.神戸空襲死没者名簿の公開

写真撮影の許可を求めたところ、「名簿以外はどうぞ写真を撮って紹介してください」とのことだったのでご紹介します。
ただやはり実物がもつ迫力は写真ではなかなか伝わらないことをご了承ください。

戦災資料展1

戦災資料展8

戦災資料展7

戦災資料展5

戦災資料展6

戦災資料展4

戦災資料展3

戦災資料展2


この展示会は12日(月)までだそうですが、神戸市が収集した資料はホームページ上に公開されていますので、是非そちらもご覧になってください。

神戸 災害と戦災 資料館

中央図書館1階ロビーでは8月14日(水)~8月31日(土)まで「展示“KOBE”を語る GHQと神戸のまち」が開催されます。
KIITO(デザイン・クリエイティブセンター・神戸」で平成30年度に開催した展示の一部を巡回展示するそうです。チラシがあったので頂いてきました。

戦災資料展9

神戸の記憶を次代につなげていく…大切なことですね。

神戸市立図書館の返却ポストふたたび

返却ポストが復活しました!

返却ポストを設置しています(神戸市立中央図書館HP)

以前設置され、予算がとれずに廃止になっていた返却ポスト。関係者の皆さんのご尽力で新しい場所に設置され、すでに運用されています。
12月に開催された図書館協議会で報告され、1月下旬の運用開始を目指していましたが、予定通り3か所に設置されました。

(1)JR灘駅 (南北連絡通路北側) 【終日利用可】
(2)市営地下鉄名谷駅 (改札口北側券売機横) 
           【始発~終電の間利用可】

(3)JR・山陽電鉄垂水駅前 (西口バス案内所北面) 
           【終日利用可】


利便性が上がり、図書館がより身近になるといいですね。
灘駅のポストは以前より使いやすい場所に変更されました。名谷駅は乗降客が多い駅です。両方とも図書館が遠くて不便を感じていらっしゃる方が多かったと思います。
本を返すのが手軽になれば図書館を利用しようとする人も増えるのではないかと期待しています。


垂水駅前のポストから垂水図書館には3分あれば行けちゃうなあ。
駅からだとポストまでは西に1分、図書館までは東に2分…。駅をはさんで反対の方向だから、垂水駅で降車して図書館と逆の方向に帰る人には便利なのかしら???
私が垂水に行くのは図書館に行くときだから個人的には使わないと思いますけれど、便利になってよかったという利用者があれば何よりです。

(仮称)新三宮図書館基本計画、(仮称)新西図書館基本計画策定

12月13日、基本計画が策定されたことが公表されました。
三宮図書館と西図書館の再整備に係る基本計画

両館で利用者アンケートを実施し、整備検討委員会では熱心な議論が交わされました。
基本計画(案)に対するパブリックコメントを募集し、それぞれの意見について神戸市としての考え方が示され、市民意見を参考に基本計画案の修正も行われました。

策定された基本計画に基づいた新しい図書館の整備が順調に進むことを願っています。

続きを読む

講演会「本を届けるー出版の世界と図書館」に行ってきました

遅くなってしまいましたが、感想を書いておきたいと思います。

10月21日(日)神戸市立中央図書館で開かれた講演会。
第1部 「神戸で本を作るということ」
  講師/奥間祥行氏 (図書出版エピック代表取締役)
  コーディネーター/湯浅俊彦氏(立命館大学文学部教授)
第2部 トークイベント「本の未来を拓く書店と図書館」
  パネリスト/奥間祥行氏
        福嶋聡氏(ジュンク堂書店難波店店長、
            1982年~1988年サンパル店勤務)
        松岡健氏(神戸新聞文化部長)
  コーディネーター/湯浅俊彦氏



多くの方が参加した今回の講演会。当会からも数人参加しました。
第1部では出版社がどのように企画を立て、製作し、販売するのかを具体的にお話していただきました。
地元の問題を取り上げるのが地元出版社の使命であり、社会的責務だとおっしゃる奥間さん。「出版社は著者の口を借りて自らの考えを世に出す」との言葉が印象的でした。
図書館との関係においては、図書館においてもらえれば1冊の本が何人にも読んでもらえ、認知度も高くなる。最低5年は読んでもらえるもの、図書館においてもらえる内容のものを作っているとのことでした。

第2部では、出版社、書店、読者とそれぞれの立場から、本を語られました。
ジュンク堂サンパル店ができるまでは、神戸には専門書店がなかったそうです。なぜか、神戸では本は売れないといわれていたとか…。(書店が少ないから売れなかっただけでは? と感じましたが、いかがでしょう)
確かにサンパル店は専門書が多かったですね。私は結婚して神戸に来たので、学生時代は梅田の旭屋に通っていましたが、夫はサンパル店でないと本が手に入らないといつも言っていましたっけ。海図なんかも置いていたはずです。

神戸には出版社が少ないことも指摘がありました。どれくらいの出版社があるのか、どれくらいあれば少なくないのかはちょっとわかりませんが、劇場の少なさもよくいわれます。大きな劇場も、小さな劇場も少ないですね。大坂が近いという立地のためでしょうか。文化への関心が低いというわけではないと思うのですが…。

書店がない自治体が増加している中ですが、神戸でも多くの書店が姿を消していっています。電子図書の台頭もその一つの原因なのかもしれませんが、誰かと分かちあう読書には紙の本が良いのだとのお話をされていました。書店主との会話から次の本を紹介されることもあったが、書店がなければそんなことも起こらない。書店に行ってみたら本との出会いがあったというのが、書店の良さだと。私たち世代はデートだって書店でしたから、なんとなく本屋さんに行って、ぶらぶら歩いて本に出会うというのは体験してきています。ああ、今はそんなこともなくなっているんだなと思いました。

新聞社の方が、企画を考えるときは図書館に出向くとおっしゃっていました。図書館には多くの積み重ねられた情報があるのですものね。

湯浅さんが会場の皆さんに質問。「本はお買いになりますか?」
図書館利用者が大半だったと思いますが、本を買うという方がほとんどでした。読書好きの皆さんは、書店と図書館の両方をうまく使い分けていらっしゃるようです。

新しい文化・時代の空気感を味わえる書店と、これまでどういう文化が積み重ねられてきたががわかる図書館。意識的に分野をずらすことで共存していけるのではないかとのお話に、皆さん納得の表情でした。
読者代表という立場でパネリストをしていらっしゃった松岡さんが「出版社には出版社の志、書店には書店の志があるように、読者にも読者の志がある」とおっしゃっていました。本を買うのは読者の志なんだと。

神戸市立図書館協議会で協議されてきた書店・出版社と図書館の連携。
図書館長のあいさつの中でも「湯浅先生のご尽力で」と何回も言及されていました。これまでも出版社との連携は試みられてきましたが、今回のイベントでさらに継続的に連携が進みますように。私たち図書館利用者、読者も志を持って、図書館、出版社、書店を応援していきたいと思います。


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