第3期第3回 神戸市立図書館協議会

本日、図書館協議会を傍聴してきました。図書館ネットのメンバー4名の他にも1名傍聴されている方がありました。

今回委員のお一人(学校教育関係者)が交代されました。

まず、報告事項から

平成24年度の利用実績と図書館事業について
目標数値を達成したものあり、達成しなかったものありといろいろです。一覧表だけを見て傾向を読み取るのはかなり難しいと感じます。なぜなら、大前提となる年度計画の数字が毎年変わるものがあり、比較しづらいのです。
委員の方から、状況変化を読み取れる形にできないかとの意見が出されていました。

これまでのひとりが借りる本の数をもとに計画数値を出していたところ、24年度のの貸出者数が達成率106.4%なのに貸出し冊数達成率は95.5%となりました。ひとりが一度に借りる本の数が減っていることを意味します。
図書館としては、探しに来られた本のほかにも魅力ある本があることを、展示などを通じお知らせしていきたいとのことでした。

市民満足度調査結果について
今年度は12月12日(水)に実施。平日の調査です。

予約サービスやインターネットサービス、レファレンスサービスの認知度が相変わらず低いようです。クロス集計で調べ物をするために来館した人がレファレンスサービスを知らないという結果が出ていたり、インターネットに詳しいと思われる10代、20代の人がネットサービスを知らなかったり、意外な結果も出ています。図書館としてはより一層のPRに努めたいとのことでした。

前年度に比べて大きな変更点があった点について満足度に反映されているのかという視点が必要ではないかという委員からの意見に対して、図書館から24年度は「住民生活に光をそそぐ交付金」で専門書の充実をかなり図ったにもかかわらず、今年もまた例年通りの声が上がっていたのは残念とのことでした。別の委員から、それは地区館の書架を見ただけで職員に尋ねることなく「図書館に専門書はない」ということになっているのではないか、中央館にはあるということが利用者に知らされていないのではないかとの発言がありました。

確かに図書館職員の方々が思っている以上に、利用者は神戸市立図書館を11館一体としては見ていないものです。自分が利用している地区館になければほかの図書館から取り寄せられることを知らない人は多いのです。それはアンケートからも予約(リクエスト)サービスやレファレンスサービスの認知度の低さとして現れています。
カウンターに大きく「他の図書館の蔵書も取り寄せます」とか「神戸市立図書館の蔵書は170万冊です」とか表示してくださってもよいのではないかと思います。

またこの調査は来館者が対象ですが、図書館を利用していない人への調査が必要ではないか、例えば書店の前などで調査できないのかという指摘が委員から出ました。図書館ネットでも何度かお願いしてきたことですし、協議会ではこれまでも利用しない人たちへのアプローチが必要との声が出ています。

以前図書館ネットで図書館を利用していない人も含めてのアンケートをとったことがあります。(東灘図書館の利用アンケート・サンプル数約2000)利用者への調査と違い、アンケートの対象者を決めるところから難しい問題がありました。図書館で長年行ってきた満足度調査を続けることも重要ですが、よい調査方法を検討していただきたいところです。もし、図書館ネットがお役に立てるようでしたら、お手伝いしたいとも考えています。


つづいて議事です。
平成24年度の事業評価について
神戸市立図書館の自己評価です。全体にB評価が多いのですが、「貴重資料のデジタル化」「こどもの読書週間行事等の充実」はA評価をつけていらっしゃいます。また「図書館職員研修の充実」「司書による市民向け講座の拡充」は昨年のBからAに評価が上がりました。
協議会としては「図書館サービスの計画的実施と評価の公表」の自己評価BをA評価に引きあげることになりました。

選書について
前回委員から要望があった資料取扱要項について、他都市のものも含めて資料が配布されました。
全出版数の4割しか収集できない現状では選択せざるを得ない。多くのリクエストのすべてに応えられないが、断る理由が明文化されていないことで利用者への説明が困難となっているなどの問題点が挙げられました。その基準として現在の方針をもう少し細かく規定してもよいのではないかとの意見も出ましたが、次回以降も議論していくことになりました。





公共図書館が今後もその役割を果たすために、基本的な存在理由を押さえた上での新しい試みが必要であり、表面化していないニーズを察知することが重要との発言は、非常に難しいことながら形にしていかねばならないことだと感じました。
図書館が今までの図書館であり続けながら、新しい図書館として市民の共感を得ていくには、「市民と共につくる」というスタンスが何より大事だと思います。ある人が「行政」は今や「地域づくり」そのものなのだとおっしゃっていました。図書館ネットが10年以上をかけてたどり着いた理想の図書館像はまさに「地域づくりの中心にある図書館」です。毎回協議会を傍聴して、委員の皆様や図書館職員の皆様の真摯な議論に耳を傾け、わたしたちにできることを探し続けています。少しずつ形にしていければと思います。

協議会終了後、この4月に就任された三木真人館長にご挨拶することができました。「機関紙拝見しています」とおっしゃっていただきました。「勝手に応援団」を名乗っていますが今後ともよろしくお願いします。
安原委員長にもJR神戸駅までの十数分、いろいろお話をお話を聞かせていただきました。ありがとうございました。





関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

最新記事
最新コメント
カレンダー
06 | 2017/07 | 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
カテゴリ
プロフィール

図書館ネット

Author:図書館ネット
一緒に図書館を楽しみましょう!

最新トラックバック
月別アーカイブ
カウンター
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

RSSリンクの表示
検索フォーム
リンク