第3期第4回 神戸市立図書館協議会

年も押し詰まってきた12月20日(金)、図書館協議会が開催されました。
9月に開館した新しい東灘図書館の多目的室での開催です。(中央図書館が耐震化工事で閉館中のため)

委員8名の出席、傍聴人は図書館ネットからの一人だけでした。(小学校でのおはなし会ボランティアや地域でのクリスマス会ボランティアなどと重なってしまいました…)
欠席となっていた委員のおひとりは閉会間際に来られました。お忙しいところを駆けつけられたようでした。

さて、まずは事務局からの報告です。

中央図書館の耐震化工事期間は来年3月10日(月)までの予定。1号館1階・2階は2月25日(火)、3階は3月11日に再開予定だそうです。1,2階の利用再開の予定は早まったようです。

図書館事業の実施状況について、4つの目標を掲げて事業展開している神戸市立図書館ですが、各目標ごとに詳しく説明がありました。主なものを挙げます。(各目標の正確な表記は図書館HP等でご確認ください。)

目標1 生涯学習や課題解決に役立つ図書館
・新しいサービス拠点の開設
・市民図書室への団体貸出サービス
・資料展示や講座の開催
・貴重資料デジタルアーカイブズを利用したオリジナルブックカバー
・「神戸又新日報」デジタルデータの公開
・満足度調査の実施 
    

目標2 学校や地域と連携した子どもたちの読書活動の推進
・「置塩こども育成基金」を活用(「おきしお文庫」の設置と調べ学習用図書の充実)
・こどもの読書週間行事の充実
・YAコーナーの設置
・小学校、中学校でのブックトーク等の実施
・「本へのとびら」事業の拡充
・教員への新刊書紹介
・総合的な学習用図書運搬サービス開始

目標3 司書の専門性の向上を図る
・図書館職員研修の充実
・司書による市民向け講座の拡充

目標4 読書ボランティアの育成・活用と支援
・ボランティア交流会の開催(中央、三宮、西)
・支援講座の実施
・ボランティアとの協働事業の拡充


感想として
 図書館ネットがずっと課題だと思っていた大人向けのサービスが充実してきました。
 新しいサービス拠点の利用も順調のようです。拠点が増えれば利用者の利便性が増し、図書館への理解も深まることでしょう。市民図書室への団体貸出も好評だそうです。中央図書館が選んだ250冊のセットを3ヶ月ごとに貸出するサービスです。利用者にも管理者にも喜ばれているのはなによりです。

 ボランティア交流会は、私たちの仲間が図書館ボランティアとして加わったことで、以前からのボランティアさんたちにも開催の機運が高まったのでないかと思います。図書館側から「交流を」と言っても、なかなか横のつながりはできないものです。ボランティア同士、図書館とボランティアが支えあう交流が他の図書館でも始まって欲しいと思います。


次に「資料収集について」の議事
「資料取扱要綱」の改定試案と「収集基準項目」の試案が示されました。
社会情勢、図書館を取り巻く環境の変化に伴い、改定の必要性が出てきていました。
取扱要綱改定試案はかなりまとまった形で出ていますが、収集基準の方はもう少し検討が必要かと感じました。
委員さんたちも同じように感じられたようで、収集基準に対する意見が数多く出だされました。

特に<収集しない資料>という項目については、かなり配慮が必要であろうとのことでした。文言によっては収集したくてもできなくなる恐れがあります。将来この項目のために図書館の選書が縛られるのでは? との危惧が示されました。
事務局からは「まず資料は網羅的に収集するという方針があり、その中で限定的に収集しないものの基準を作りたい」と説明されました。

利用者からのリクエストで予算の5割を占められているという現状が説明されると、リクエストに応えることの重要性は理解していても、特定の人からのリクエストであれば公平性が保てないし、図書館が選書する機会が少なくなり責任が果たせないという問題も出てきます。この点からの<収集しない資料>という項目だったのです。

協議会としては、この課題は重要なので引き続き検討することになりました。

感想
 要綱改定試案の基本方針に、これまで「公共図書館の役割」とだけ書かれていたものを「地域の情報拠点、また市民の生涯学習の拠点」とされたことに注目しました。「市民の潜在的な要求にも配慮」し「市民が自ら考え、判断できるよう」資料を幅広く収集すると書き加えられています。また、中央図書館の資料収集方針では「市民が市政に関して理解を深め、自らが主体となったまちづくりを考えることを支援する行政資料」を収集するとなっています。

 事務局から「これからの図書館像」で示された図書館を要綱に反映したいと発言がありました。様々な課題を抱えながら、神戸の図書館を理想的な公共図書館に近づけようとする、職員の皆さんの意気込みを感じました。
 
 図書館ネットが「今、公共図書館を考える」講演会シリーズや見学会などで学習し、もとめてきた図書館が、図書館職員や協議会委員の皆さんのもとめる図書館像と重なっていることを確認できたように思います。

 これだから、図書館の応援団は辞められません!




私個人としては新しい東灘図書館を訪ねるのは初めてです。住吉川沿いの自然を活かした立地。2階の閲覧席からの景色は格別です。図書館ネットでは来年2月か3月に見学会を予定していますので、詳しい見学報告はその時に。

ああ、そうそう。話題になっていた「香りのサービス」。入館してすぐに気づきました。正直、新建材の匂いだと思ってしまったのですが、中央図書館の課長さんが「これがそうなんですよ」と教えてくださいました。
(多目的室には香りは入ってきませんでした。よかった

私はデパートの化粧品売り場に近づけない人で、アロマも全くダメなのです。鼻水が止まらなくなり、呼吸も苦しくなりました。多くの利用者に好評だというせっかくのサービスなのに申し訳ありません。課長さんにも、東灘図書館の職員の方にも伝え、アンケートにも書きました。(あまり苦しかったのでアンケートにいっぱい書いてしまいました…。ごめんなさい。)他にも私みたいな人、いると思うけどなあ…。


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