やっぱり図書館が大事Part23 「読書と図書館の楽しみ」 ~大子連公開講座~

大阪府子ども文庫連絡会(大子連)の講座を受講してきました。(10月7日 大阪市立中央図書館)
大阪府内各市の19団体9350名の会員を擁する大子連の児童文化講座。午前中は大阪市立中央図書館の取り組みの解説と講演会、午後は質疑応答と参加者交流会です。



書評漫才グランプリ(SBR)って何?
Stand-up Book Reviewという耳慣れない言葉。ビブリオバトルとお笑いコンテストを融合させたものだそうです。
全国に先駆けて中高生対象のサービスを行ってきた大阪市立中央図書館の、大阪ならではのイベントです。これは説明するより見たほうが早い! ホームページに入賞者の動画がUPされていますのでどうぞご覧になってください。
現在、第3回の出場者募集中です。
大阪市立中央図書館
第2回書評漫才(SBR)グランプリin osaka



講演会「読書と図書館の楽しみ」
講師は阿刀田高氏です。
作品を生み出す立場(作家)と、作品を広く提供する立場(山梨県立図書館長)。その両方から見えてくる読書と図書館とは…?

子どものころの読書体験、国立国会図書館職員だったころのエピソード、そして県立図書館長としての思いと実践について、時折ジョークを交えながらの楽しいお話しでした。

・図書館に必要なものは「人、本、建物」、その中でも
 最も大切なのは「人」
・そしてこの「人」には利用者も含まれている。図書館を無料貸本屋にしないためには利用者もしっかり育っていかないといけない。
・図書館はひとつの文化機関としての理論を持っており、その理論を踏まえた方針が必要。
・その方針に立った蔵書構成では利用者の要求に応えないこともある。
・書き手がいて出版社があり書店があるという社会では、
 本は基本的には買うもの
・書店でお金を出すか、図書館で待ち時間を出すか。(例外もあるが)
・広く安く早くが安易になりすぎると、書き手や出版社はなくなる。

質疑応答ではより具体的にお考えを聞くことができました。
図書館は基本的に受け身の機関であり、市民のニーズがあった時にそっと資料を差し出すところ。それには市民が育っていることが重要とのお話でした。
図書館が図書館であるためには図書館の矜持をもっていること、利用者がしっかりとした市民であることが必要だと改めて考えさせられました。

そして、阿刀田さんが何度も繰り返されたのは
「自分で面白いと思う本を読めばいい」
読書の楽しみは自分が面白いと思う本を読むところから始まるのですね。



交流会
府内各地の図書館職員や文庫関係者、ボランティアなどから報告がありました。
・ビブリオバトルやアニマシオン、ぬいぐるみのお泊り会、福袋、読書通帳などの実践
・各学校に返却ポスト(かえるくんと命名)設置と記念イベント
・公立図書館の休館日におこなった、図書館の蔵書を使った研究発表会
・各地での学校司書の状況

神戸市の学校司書配置の経緯と内容についての質問がありましたので、簡単に説明しました。
受け入れ側の校長先生や一般教諭への研修に特に関心をもっていただいたようです。モデル配置から全校配置に進めるよう励ましの言葉をいただきました。
長年学校司書が活躍していた市で、予算が削られ時間が短縮されているという報告もありました。神戸市でも今後もしっかりと見守っていきたいと思います。


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