連続児童殺傷事件加害男性手記「絶歌」にかかる神戸市立図書館の対応について

図書館員さんとの交流会でも経緯の説明があったこの件に関し、神戸立図書館および神戸市としての対応について、公表されている事柄をお知らせしておきたいと思います。
ブログで取り上げるのが今になった理由は、交流会で直接図書館の考え方を確認してからにしたかったからです。
また7月9日開催の図書館協議会の議事録が公表されるのを待っていたからでもあります。


神戸市立図書館としての対応は次のように発表されています。
「神戸市立図書館では、事件が発生した地元の図書館として、ご遺族の心情に寄り添い、また人権擁護の観点から、「神戸市犯罪被害者等支援条例」の趣旨に基づき、所蔵しないと決定しました。」
連続児童殺傷事件加害男性の手記『絶歌』について(6月25日)


交流会では以下のように経緯説明がありました。
6/10 手記発売
6/12 被害者遺族が出版社に抗議
6/18 この件に関し図書館が取材を受ける
6/19 関係部局職員とともに被害者遺族と面談
6/23 中央図書館運営会議
同日 神戸市長定例会見にて神戸市立図書館としての対応を公表

図書館としては、図書館が知る権利を保障する役割を持っていることや資料収集と提供を担っている機関であることを十分認識している。そのうえで事件の地元図書館であることを考慮し、「神戸市犯罪被害者等支援条例」をを遵守することとの兼ね合いでの判断であった。地元の図書館としての判断であり、ほかの地域の図書館であれば違った判断をしたかもしれない、とのことでした。
また、神戸市立図書館で購入しないとの判断をしたからという理由で、各地の図書館が同様の対応をすることには疑問があるとおっしゃっていました。

市長定例会見で、質疑応答において決定に至る経緯が詳しく説明されていますのでご参照ください。
市長定例会見(6月23日)
質疑応答

図書館協議会では委員の質問に答えて、さらに詳しく対応の経緯と考え方が説明されています。
第4 期第 3 回神戸市立図書館協議会 協議内容


図書館ネットの会員の間でも意見が分かれています。
しかし、神戸市立図書館が関係者の意見を聞き、図書館の意義を見つめ、図書館内の運営会議で判断したこと、その図書館の方針を教育委員会の決定とし、市長が神戸市の方針としたことを支持したいと思います。

図書館ネットではこの件に関し学習会を持つことにしています。学習会の内容は後日ご報告します。

(8/25追記)
少し言葉足らずでした。神戸市立図書館が当該書籍を購入しないことを支持しているのではなく、決定のプロセスを支持したいという意味です。誤解された方がありましたら申し訳ありません。





ちなみに「図書館員さんとの交流会のようすはこちらをどうぞ
図書館員さんとの交流会(2015年度)
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