学図研兵庫支部と文庫連交流会

学校図書館問題研究会とこうべ子ども文庫連絡会との交流会は毎年この時期の開催が恒例となっています。
文庫連から参加の5名のうち4名は図書館ネットの会員でもありますが、私も文庫連会員としての参加です。
神戸市の学校司書さんも参加していらっしゃいました。

こうべ子ども文庫連絡会

昨日2月7日の交流会タイトルは「学びと出会いを広げる技」
前半は実演、後半は情報交換です。

文庫連代表、副代表二人によるストーリーテリングから始まりました。いつも小学校で授業としておはなし会をしている(「おはなし小箱」といいます)二人はさすがの安定感。久しぶりにおはなしの世界を楽しみました。

次は現役学校司書さんによるオリエンテーションの実演。小学校2年生に向けてと、教職員に向けてのもの2本立てです。
子どもたち向けにはクイズ形式にしたり、小道具を使ったりといった工夫がされています。1年生ですでに学校図書館を経験している子どもたちですから、知っていることを再確認し、忘れていることを思い出してもらうような組み立てになっていました。
教職員には「図書館」そのものの成り立ちや意義を説明し、学校図書館が図書館であることから理解を深めてもらい、実際の学校図書館活用例を写真などで見てもらうことで、授業支援につなげる内容でした。

池田子ども文庫連絡会会員の「おはなし組木」を使ったおはなしは、こどもたちが大喜びしている姿が浮かびます。

養護学校の方が教えてくださった牛乳パックで作る「ぞうくんのさんぽ」。手近にあるもので子どもたちをおはなしの世界に連れていくれます。毛糸で編んだ手作りのおはなしの登場人物(動物?)たちのかわいさに大人もほっこりします。
この方は毎年いろいろな手作りのものを紹介してくださいますが、子どもたちとおはなしをつなごうとする、その情熱と努力にいつも感動しています。


後半の情報交換では、神戸市をはじめ、宝塚市、西宮市、姫路市、大阪市の学校図書館の現状が報告されました。
各自治体で、おかれた立場も違いますし(学校司書だったり、学校図書館指導員だったり、学校図書館補助員だったり)、勤務状況もさまざまです(一校専任あり、複数校兼務あり)。毎日図書館に「人」がいるところばかりではありません。年に50回しか勤務できないというところもあります。
それぞれ課題を抱えながら、それでもその条件の中で精いっぱい頑張っていらっしゃる皆さんのお話を聞きながら、私たちができることを考えていました。

神戸市は一校専任で有資格者を配置していますが、まだ2期目で全校配置までは長い道のりです。
研修も充実していると感じていますが、なにぶんにも小学校164校、中学校82校の大所帯です。今後学校司書の人数が増えてくると、研修する場所さえ確保が難しくなってきますし、研修のやり方にも変わっていかざるを得ないでしょう。教育委員会の皆さんも悩んでいらっしゃるようです。学校司書配置が決まった当初から、研修に力を入れている神戸市教育委員会の皆さんです。大きな課題ですが解決策を見い出してくださるものと思っています。

学校司書を知らずに育った多くの神戸市民(先生方を含む)の理解を得ることも、大切な課題です。
実践報告会やfacebookでの情報提供など、課題克服の努力を重ねてくださっています。私たちも周りの方たちに話していくなどのお手伝いをしていかなくてはと思います。
ただ、これからの神戸市の子どもたちは、学校司書がいる学校図書館を経験して大人になります。そのころには、学校図書館に「人」がいることは当たり前のことになっているでしょう。そこに希望があります。

一昨年までの交流会では神戸市の学校図書館関係者の姿はなく、神戸市の状況報告は私たちボランティアがしていましたが、昨年も今年も、神戸市担当職員の方や学校司書から報告があるという、この事実を本当にうれしく思います。


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