上田由美子氏講演会

上條由美子さんとして知られている上田由美子さんの講演会に行ってきました。
(11月8日 神戸市青少年会館にて)

こうべ子ども文庫連絡会の主催です。80人の定員ですが、早い段階で定員いっぱいになっていたようです。
1932年のお生まれということですが、とてもそうは見えません。とても若々しくお見受けしました。

上田由美子氏講演会1

上條由美子さんの翻訳といえば「きかんしゃホブ・ノブ」や「ミリー・モリー・マンデーのおはなし」がすぐに思い浮かびます。会場には著作や翻訳された本がたくさん展示してありました。


上田由美子氏講演会2

上田由美子氏講演会3

文庫連の主催ということで「子どもたちに本を手渡す大人にとって大切なこと」が大きなテーマです。
・子どもの本は文学
・言葉を単純化し擬音語擬態語を多用することが子どもの本ではない
・言葉の基礎をつくるという意味でも読み聞かせは重要
・子ども時代は短く感受性が強い時期だからこそよい本に触れることが大切
・子どもたちはj繰り返しつつ認知する。その繰り返しの中で本を見る目を養う

などなど・・・・
心にとめるべきことが次々に語られます。


後半は具体的な作品をいくつも示しながら、詳しく解説してくださいました。
幼い人たちが本を通して「言葉の基礎」を学び「生涯にわたる永続的な喜び」を知り「安定してよって立つところ」を得て「人生の基準」を持つに至る手助けをするのが大人の役割なのだということを、改めて心に刻みました。


実のところ私にとって「よい赤ちゃん絵本」というものは安心感や満足感が得られるもの、と漠然としていました。感覚で捉えていたといってもいいと思います。今回上田由美子さんの具体的かつ詳細な解説をお聞きし、幼い人たちにとっての「よい赤ちゃん絵本」を理解することができました。

単純な言葉の中に日本語の使い方がしっかりと息づいていて、それが小さな人たちに無理なく染みこんでいくものであったり、擬音語や擬態語が安易に使われるのではなく、それが表す状態をきちんと表現できているものであったり…。実際に上田さんが読み比べてくださることで、より鮮明に理解できました。

私は直接子どもたちに読み聞かせをするという活動はしていません。子育ても終わっています。でもこの機会を得たことをどこかで役立てられたらと思います。
上田由美子先生との出会いに感謝し、お世話くださった文庫連役員の皆さまにお礼申し上げます。


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