学習会「電子書籍の現状と子どもの本の未来」報告

本日、こうべ子ども文庫連絡会主催学習会
「電子書籍の現状と子どもの本の未来」  
         講師:湯浅俊彦氏

に参加してきました。

湯浅氏学習会写真1

今、もっともお忙しい関係者のお一人であろう湯浅先生の話を、ごく少人数で聞くことができたのは大変な贅沢でした。
文庫連の皆さんに感謝! です。

湯浅氏学習会写真2

電子書籍を取り巻く状況は日々変化していて、
その流れの速さに驚くばかりです。

何年も前に東京で、国立国会図書館の長尾真館長の講演で聞いた、
いわゆる「長尾構想」。なかなか進まないなあと思っていたところ、
4月27日にグンと動いたとのお話。
文化庁の「電子書籍の流通と利用の円滑化に関する検討会議(第7回)」でのことです。

一般に入手困難なものに限定するとか、閲覧のみにするとか、
色々条件はあるものの
国会図書館から地域の公立図書館、大学図書館まで
送信を行う
ことで意見が一致したのだそうです。

東日本大震災被災地域の図書館への公衆通信が可能になったのも、
この会議(第6回)でのことでした。このことは当ブログでもご紹介しました。

さて、子どもの本の未来はどうなるのでしょう?

「紙の本」には紙のよさがあり、
「電子書籍」には「電子書籍」のいいところがあります。
使い分けの時代が来るのだというお話には、納得です。
しかし、子どもたちにおはなしを届けている文庫連の会員にとっては
しっかり想像する力が育っていない小さい人たちが、
音が鳴ったり絵が動いたりするものに先に触れてしまうことは、
その想像力の育ちを阻害することになるのではないかとの懸念が消えません。
その質問に答えて、
「子どもたちの想像力は捨てたものじゃありませんよ」

そういう時代だからこそ、絵本を、おはなしを子どもたちに届ける
文庫連の方たちのような人が必要なのかもしれません。

拡大写本製作ボランティアをしている図書館ネット会員(文庫連の会員)の
「電子書籍になると音声読み上げもできるし大きな文字にも変換できるので障碍者サービスに有用とのことだが、デバイス内では利用できず、デジタルデータを再び紙に戻して利用している人のことが抜け落ちているように思うが・・・」との発言に
「確かに抜けているように思う。色々な機会に伝えていきたい」と約束してくださいました。
弱視の子どもたちも「紙」と「電子」を使い分けられるように、
状況が進んでいくといいですね。




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