「公立図書館の児童サービスを考える2012」

~学校図書館との連携のために~
と副題がついたこの学習会(3月12日)。図書館問題研究会兵庫支部こども委員会の主催です。

「今回は、公共図書館・学校図書館・教育委員会が子どもの読書や学習を支えている実例を聞き、子どもにとっての読書の意味を考えます」
とチラシにあるように
豊中市教育委員会の須藤さん、前神戸市立東舞子小学校校長の古田さん、神戸市立中央図書館の小倉さんと、それぞれの立場からの事例発表がありました。

豊中市といえば、全小中学校に学校図書館司書が配置されています。昨年4月には教育委員会に読書振興課が設置され、基本政策の中に「学校図書館と公立図書館の連携」が掲げられるほどの先進市です。
図書館ネットのメンバーも豊中の学校図書館を見学したことがあります。
神戸市の状況から見ればうらやましい限りの豊中でも、まだまだ問題は残されているようです。

東舞子小学校は神戸市の中でも読書に力を注いでいる小学校で、古田先生はその牽引役でした。
様々な取り組みで、学校での読書を推進してこられました。神戸市小学校教育研究会(神小研)図書館部の先生方の活動についての説明もありました。先生方の努力で支えられている神戸市立小学校の学校図書館の実態は、何度お聞きしても驚かされます。

神戸市立中央図書館市民サービス課の小倉さんは、私たちもお世話になっています。「本へのとびら」事業を中心にお話されました。9つある区の内6区、各区1校ずつのモデル校で実施されている図書館司書によるブックトークや、総合学習の支援図書の貸し出しについてのお話でした。ブックトークは好評とのことですが、なんといっても小学校172校、中学校82校のうちの6校です。総合学習支援図書(テーマごとのセット本)の貸し出しローテーションを組むのは、神小研のたった一人の先生に頼っている状況だそうです。

最後に、長浜市立高月図書館の明定さんのお話を聞いて、子どもにとっての読書と学校にとっての読書の本来的な違いに改めて考えさせられました。

学校の先生方も、図書館の職員の方もぎりぎりで子どもたちの読書を支えていらっしゃいます。
学校図書館に「人」=専任・専門の司書がいれば、多くの問題の解決の道筋が見えてくるはずなのに・・・。

学びが広がる学校図書館  
    子どもたちの育ちと自立を支援します

配布資料の中の学校図書館問題研究会パンフレットのタイトルです。





追記

学校図書館も公共図書館も、学校の先生も、公共図書館の職員も、現在おかれた状況の中で精一杯子どもたちのためにできることをしていらっしゃいます。

図書館司書も学校司書も必要だと思います。でもそれだけをお願いし続けるのではなく、私たちができることを具体的に提案して、ともに歩んでいける図書館ネットでありたいと思います。

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